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■4台RAID

 何台もベンチマーク計測をしていると、より多いハードディスクのRAID環境で計測してみたくなりますよね。PCI-Xに対応した「SeriTek/1VE4」を装着し、同メーカーの「SeriTek/2eEN4」を用いて4台のハードディスクを接続してみました。

SeriTek/2eEN4

SeriTek/1VE4

  最初は人気の高いHITACHI Deskstar HDT722516DLA380 160GBを用意していたのですが、ハードディスクを認識しない。Maxtor製のハードディスク2台に交換してみたところ、あっさり認識しました。
 どうも、「SeriTek/2eEN4」とPowerMacG5では「HITACHI Deskstar HDT722516DLA380」との相性が悪いようです。ロットでも変化する場合があるので、今後の経緯を見守る必要がありますね。
 結局、 Maxtor DiamondMax10 300GBを4台用意して「1.2TB」環境。MacOS XのディスクユーティリティでRAID ストライピング(以下、便宜的にソフトウエアRAID0と表記します)を構築。何回もベンチマークしてしまうほど気持ちの良いベンチマーク実行動作でした。
 ■single:Maxtor DiamondMax10 300GB 1台 
 ■Double:Maxtor DiamondMax10 300GB×2台 ハードウエアRAID
 ■Quad:Maxtor DiamondMax10 300GB×4台 ソフトウエアRAID
 サスティン書き込みでは200MB/secオーバーしてます。そのほかでも軒並み150MB/secを超えるスコアを出してきてますので、4台RAIDは速いですね。ここまでくると、SATAカード2枚挿し、8台RAIDでテストを試みようとしたのですが、さすがに予算の都合で却下されてしまいました。
 

■動画転送時間測定

 ベンチマークソフトの計測結果だけを信頼するのはどうかとも思いましたので、総計約4.2GB(VOBファイル)を用意しまして、転送速度を比較してみました。このテストも転送先は2台のハードディスクを使用し、RAID0環境でテストしています。(内蔵同士はRAID無し)
転送ドライブ
転送時間(秒)
一秒あたりの転送量(MB)
内蔵HDD→内蔵HDD
76
55.3
内蔵HDD→USB2.0
282
14.9
内蔵HDD→FireWire800
86
48.8
内蔵HDD→eSATA
76
55.3
 ついでに、増設SATAカード(FirmTek SeriTek 「SATA-1VE4」)を用いて転送速度の実験。
転送元
転送先
転送時間(秒)
一秒あたりの転送量(MB)
Maxtorハードディスク1台 Maxtorハードディスク1台
69
60.9
ソフトウエアRAID0 ハードウエアRAID0
44
95.5
ソフトウエアRAID0 ソフトウエアRAID0
35
120.0
 ソフトウエアRAID0(Maxtor DiamondMax10 300GB×2)同士での転送速度はすごいですね。

■相性問題

 「SR3610-2S-SB2」をRAID1(ミラーリング)で「MacOS X」の起動ディスクとして使用することも可能です。ホットスワップにも対応しており、起動用ハードディスクの故障対策として効果的なのですが、増設SATAカードとの相性問題が発生いたしました。SATAのチップに関係があるようですね。
SR3610-2S-SB2
増設カード
結果
備考
内蔵SATAポート
起動時マウントのスムースさに欠ける。起動できる。
SONNET TEMPO-X eSATA 4+4
「TSATAII-X44」
×
マウントできない
Marvell 88SX5081
FirmTek SeriTek
「SATA-1VE4」
×
マウントできない
Intel 31244
FirmTek SeriTek
「SATA-1SE2」 
起動時マウントのスムースさに欠ける。起動できる。
Silicon Image SiI3112
PCI to Serial ATA Card For Mac
起動時マウントのスムースさに欠ける。起動できる。
Silicon Image SiI3112
 続いて増設SATAカードと単品ハードディスクの相性チェック。接続して起動。その後再起動でマウントに不具合がないか確認。FirmTek SeriTek「SATA-1VE4」とHITACHI Deskstar HDT722516DLA380 160GBのみ相性問題が出ました。
増設カード
Maxtor
Seagate
Hitachi WD
内蔵SATAポート
SONNET TEMPO-X eSATA 4+4
「TSATAII-X44」
FirmTek SeriTek
「SATA-1VE4」
×
FirmTek SeriTek
「SATA-1SE2」 
PCI to Serial ATA Card For Mac

  PowerMac本体の機種によっても変わる可能性があります。すべての機種や増設環境を検証することは不可能なので、ご参考にしていただければ幸いです。

■最後に

 高速なeSATAの魅力を感じていただけましたでしょうか?
  eSATAは外付け用のインターフェイスというよりも、内蔵用ハードディスクドライブ用のインターフェイスをそのまま外へ出したと言ったほうがわかりやすいかもしれません。『外付けの記憶装置は遅い』イメージを一新するものですね。コネクタも取り扱い易いものになっています。

  eSATAの4台ストライピングRAIDは、大容量のデータを扱う方にはとても魅力を感じるものだと思いますし、ハードディスクのの故障によるデータ損失が不安な方には、ホットスワップ可能な「SR3610-2S-SB2 」が魅力的に感じられたのではないでしょうか?
 今後もオリオスペックでは、お客様の気になる製品をピックアップしたいと考えております。eSATA製品にも力を入れておりますので、お気軽にお問い合わせください。
  また、新店舗では期間限定ながら、直接eSATAに触れていただけるデモンストレーション用機器を用意する予定です。
 
Pick UP アップレビュー 1
その1:eSATAについて 接続方法別転送速度
その2:SerialATA別転送速度
その3:RAIDやブート、相性

Pick UP アップレビュー 2
PowerMacG5 Quad 消費電力
 
Pick UP アップレビュー 3
PowerMacG5 SATAハードディスク搭載テスト



 
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