アクティブ・ノイズ・キャンセレーション+®
軍事用レーダー技術をオーディオに応用
従来品より10倍の静寂
1μVのノイズフロア・驚嘆するほど静か
12素子の出力アレイ・6素子の入力アレイ
入出力にダイナミックノイズ抑制回路を搭載
極性反転アダプター
「センターマイナス」(接続端子の極性が、中央が「−」で外側が「+」の仕様になっている)アダプターが付属
iFiの特徴の中心にあるのは、オーディオパフォーマンスの頂点の追求です。そのためには、あらゆる手法が試されます。あらゆる可能性を試すのです。すべてが新開発のiPowerは、その模範的な例のひとつです。iFiの超低ノイズAC/DCアダプターは並外れて静かで、iUSBとiPhonoのそれぞれの分野で他製品を大きく引き離していましたが、すべてが新開発のiPowerは、それよりもさらに静かで、従来品より10倍静かなのです。
何が違うのか?
まったく新しいオーディオファイル基準のDC電源アダプターです。
5V用、9V用、12V用、15V用を取り揃えています。
どういう製品を対象としているのか?
DC電源駆動による機器ならほぼすべてに対応します。
適正な電圧(5V、9V、12V、15V)を確認します。
適正な極性の設定をします(下の「極性反転」の項をご参照ください)。
選択している出力が十分であることを確認したら、あとは接続して音楽を楽しむだけです。
先進のDC電源設計 − 最高の電源アダプターがさらによくなった。
3年前、iFiの超低ノイズAC/DC電源アダプターが道を開き、iUSBからiPhonoに至るiFiのあらゆる製品の土台を作り、ユーザーの皆様から熱心な支持を得ました。
その栄誉に安住することなく、今iFiは「まったくゼロから開発した」DC電源アダプターを発売することになりました。
軍事用レーダー技術を流用したActive Noise Cancellation+®
(アクティブ・ノイズ・キャンセレーション+®)
軍事分野のテクノロジー(具体的には、フランスのダッソー・ラファール戦闘機に用いられている「タレス・スペクトラ・レーダー・キャンセレーション・システム」)を応用して、iFiは専用のActive Noise Cancellation+®(ANC+®)オーディオ電源システムを導入しました。このANCテクノロジーはあまりに優秀なので、今ではiFiの改良され続けるUSBオーディオ・テクノロジーの根幹となっています。
空軍のレーダーは特定の周波数で放射されます。信号が航空機から跳ね返ります。受信機がその信号を拾って、コンピューターがその基本周波数と変調を解析して、機内のシステムがそれと同一だが位相の外れた信号を発生させ、敵のレーダー信号をキャンセルするのです。
ノイズ信号と同一の信号を正反対の位相で発生させることによって、あらゆるノイズを能動的にキャンセルするのです。ANC+®は、USBオーディオを破綻させてしまう電源ノイズを除去するための完璧な「解毒剤」なのです。
電源ノイズ + ANC+®による正反対の信号 = クリーン電源

Active Noise Cancellation+®は軍事機器グレードの回路です。
ANC+®を使用することによって、電源ラインのオーディオ帯域とRFノイズにフィルターがかけられます。ノイズフロア1μV(0.000001V)という測定値は、もっとも精密なオーディオ・プレシジョンの測定装置でも、測定の限界値となります。
オーディオ・ノイズフロアとは何か?
オーディオ・プレシジョン2で測定したところ、iPowerはたったの1μVという驚異的な低オーディオ帯域ノイズフロアを実現していることを示しました。この点で言えば、iFiが以前に自社開発した超低ノイズAC/DCアダプターは10μVを示していました。典型的なオーディオファイル向けリニア電源(LPS)は20μVを示しますので、それと比較したら、AMR/iFiの電源技術が無比の存在であることがよくわかります。
12素子出力アレイ/6素子入力アレイ

テクノロジーを具現化しながら、AMR/iFiはオーディオ設計の限界を押し広げるばかりではなく、電源の設計にも取り組みました。結局のところ、オーディオ信号の背後で「燃料」を供給するのは、電気なのですから。
iPowerには、2つの独立した、しかし同様の「アレイ・テクノロジー」が盛り込まれています。
12素子出力アレイ:出力側(DC出力端子側)でノイズを処理します。
6素子入力アレイ:入力側(2ピンの電源コンセント側)でノイズを処理します。
つまり、iPowerを使用することによって、どのようなノイズも食い止めて消去し、電源やオーディオシステムが汚染されるのを防ぐことができるのです。iFiは「電池のように静かな」DC電源アダプターを製造する一握りのメーカーのひとつです。自動車におけるハイブリッドテクノロジーと同じように、この電源アダプターの技術も短期間に進化し続け、幅広く受け入れられるようになっているのです。
「センターマイナス」
(接続端子の極性が、中央が「−」で外側が「+」の仕様になっている)の
オーディオ製品用の極性反転アダプター

iFiはすべてのケースを考えます。家庭用及びプロ用製品の大半は「センタープラス」(接続端子の極性が、中央が「+」で外側が「−」の仕様になっている)のタイプの電源接続端子を備えています。もしもご所有の製品(ギターペダルやSony Discmanなど)が「センタープラス」ではなく「センターマイナス」の接続端子を備えている場合には、iFiの極性反転アダプターを使用することが重要です。ご所有の製品の極性がよくわからない場合は、販売店にお尋ねください。電源アダプターを使用する機器は、過電圧や極性が逆の接続に対処するために、通常は保護回路を備えていますが、すべてのメーカーがそうしているわけではありません。常にまず極性を確認してください。AMR/iFiは、iPowerを間違って使用した場合の故障、あるいはiPower使用による機器の故障(削除)には責任を負いかねます。
世界中どこでも使えます。どのタイプの端子にも適合します。
AMR/iFiは、今日においてはポータブルで使い易いことこそがいちばん大切であることを理解しています。ですからiPowerは、軽く便利で、なにより旅行に携行し易く、世界中のどの国でも動作します。5V用、9V用、12V用、15V用を取り揃えているので、DC駆動される機器なら何でも使うことができます。
また、接続するコンセントの形状に応じて端子を交換することが可能なので、世界のどこでも使うことができます。日本、アメリカ、イギリス、EU、オーストラリア − どこの端子にも適合できます。パフォーマンスとポータビリティが個人向けに考えられているのです。
要約しましょう。iPowerの背後にあるあらゆるテクノロジーは、それが実際に耳で聞いてわからなければ、ほとんど意味がないでしょう。それは、聞こえるとも言えるし、聞こえないとも言えます。つまり、ノイズが聞こえないことが聞いてわかるということです。すべてが新しいiPowerでは、ノイズフロアは実質的に聞こえません。そしてあらゆるレベルで重要な洗練性は(アナログ音源であれデジタル音源であれ)、数段階向上しているのです。
何より良いのが、これまでのiFiの電源を使用する製品のすべてが、電圧の違いに関わりなく、このiPowerの恩恵を得ることができるということです。iFi以外の製品でも使うことができます。ですから、だれもが「iFiサウンド」を楽しむことができるのです。
仕様
入力 |
100-240VAC |
出力 |
5V/2.5A; 9V/2.0A; 12V/1.8A; 15V/1.2A |
出力用プラグ |
5.5×2.1mm input/5.5×2.5mm output (‘C’ black) |
5.5×2.1mm input/4.8×1.7mm output (‘F’ black) |
5.5×2.1mm input/4.0×1.7mm output (‘G’ black) |
5.5×2.1mm input/3.5×1.35mm output (‘H’ black) |
5.5×2.1mm right-angled extension cable. |
5.5×2.1mm input/5.5×2.5mm output;
Reverse Polarity Plug (‘C’ white) |
5v version (only) DC > micro USB cable
(for Raspberry Pi or similar micro computers) |
ノイズレベル |
~1uV |
サイズ |
82x43x40 mm |
重量 |
155g |