サーモスの真空技術が可能にした かつてないほどのリアルサウンド。
魔法びんの保温性を高める「真空二重構造」を採用したSSB-380Sの真空エンクロージャーは、高い剛性と優れたダンピング特性を発揮。効果的に振動を減衰させることでクリアなサウンドを実現しました。独自の金属加工技術によりエンクロージャーの厚みを限りなく薄くしたことで(最薄部で1mm 以下)内部の容積を最大限に確保し、豊かな低域再生も可能としています。
ニアフィールドリスニングで味わう、圧倒的な定位感とリアリティ。
理想的な点音源化を実現するために専用開発された52mmのパイオニア製フルレンジスピーカーユニットを採用。軽量で高剛性のピュア・アルミ振動板と広帯域再生技術HSDOM* の採用により再生帯域を広げながら金属振動板固有の音を抑え、伸びのあるクリアな音を実現します。またリスニングポイントに真っ直ぐ届くよう最大45 度まで5 度刻みで角度が変えられるチルトスタンドを装備。デスクトップなどの近距離でも耳に向けて設置することができ、最適なリスニング状態を実現します。
※「Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method」の略。振動板の素材、形状、エッジなどを、コンピューターによる有限要素法を用いて解析することにより、ピストンモーションと分割振動をバランスよく組み合わせ、高域再生を可能にします。
専用設計の高品位なヘッドホンアンプを搭載。
専用設計のディスクリート構成で組み上げられたヘッドホンアンプを搭載。徹底した低いノイズ化と高い駆動力により、ハイレゾ音源の再生に応える高品位なサウンドを実現します。
スマートフォンからワイヤレス音楽再生。手軽に楽しめるBluetooth機能も搭載
デジタルオーディオプレーヤー、スマートフォン、タブレット、PC などBluetooth対応機器とワイヤレス接続して音楽再生が可能。コーデックもSBC/AAC/LDAC™/Qualcomm®aptX™の4種類のコーデックに対応しており、高品位なワイヤレス再生が手軽に楽しめます。また、LDAC に対応した機器間では、ハイレゾ音源をハイレゾ相当の高音質でワイヤレス再生可能です。
製品概要
サーモスの技術が可能にした
かつてないほどのリアルサウンド
高い剛性によりクリアなサウンドを実現する「真空エンクロージャー®」
SSB-380Sの「真空エンクロージャー」は、ステンレス二重構造のシリンダー形状(円筒)。内筒と外筒との間の層は1,000万分の1気圧以下の高真空状態なっています。この真空層と大気との圧力差により、内筒と外筒に高い張力が発生します。これによりエンクロージャーの剛性が高くなるとともに優れたダンピング特性を発揮し、効果的に振動を減衰させます。また、音は空気の振動で伝わりますが、真空層には音の振動を伝える空気がほとんどないため、内筒から発生するレゾナンスに対して優れた遮音性を発揮し、ノイズ感のないクリアなサウンドを実現します。
真空状態(左)と非真空状態(右)
エンクロージャーの内筒側に、一定荷重を与えたときの変形量の違い。青部分が多いほど、赤〜緑の部分が少ないほど剛性が高いことを示しています。
真空が可能にした高い剛性とクリアなサウンド
真空による効果は、真空層の厚さに関係がなく1mm の真空層でも発揮します。サーモスが長年培った高度な金属プレス加工技術により、最薄部では1mm 以下の真空層を保つエンクロージャーを開発。木製キャビネット(MDF)より側面の厚みを約1/8 と薄くしながら高い剛性を実現。厚みを抑えることで内部の容積を十分確保しながら、コンパクトなサイズを可能としました。

エンクロージャー断面図
明確な定位と立体感のある音場を再現するステンレス製メタルシリンダー
「真空エンクロージャー」に使われているステンレスは、高い剛性が不要な共振を抑制し明瞭感と定位感を向上させます。しかし、音響的に優れている反面、アルミニウムなどの他の金属に比べて硬く、加工が難しい金属とされていますが、サーモス独自の高度な金属プレス加工と溶接のノウハウを駆使し、新たにシリンダー形状のエンクロージャーを開発しました。コンパクトなフロントバッフルとラウンドのあるシリンダー形状が不要な音の回折を低減し、明確な定位と立体感のある音場を再現します。スピーカーユニットの取り付けには魔法びんの止水技術を応用し、エンクロージャーに直接ねじこむ方式を採用。ねじこみパーツとの接点にシリコンを配置することで、不要な振動の抑制と高い気密性を確保し、より忠実な再生に寄与します。

SSB-380S 一般的な四角型スピーカー
ニアフィールドの理想をコンパクトに凝縮
理想的な点音源を再現する専用開発の52mmフルレンジスピーカー
ニアフィールドでの使用を想定し理想的な点音源化を実現するため、パイオニア製フルレンジスピーカーユニットを採用。軽量で高剛性のピュア・アルミ振動板と広帯域再生技術「HSDOM」※により、再生帯域を広げるとともに金属振動板固有の音を抑えることで、伸びのあるクリアな音を再生します。
※「Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method」の略。振動板の素材、形状、エッジなどを、コンピューターによる有限要素法を用いて解析することにより、ピストンモーションと分割振動をバランスよく組み合わせ、高域再生を可能にします。
高速な低域レスポンスを実現するバタフライダンパー&バスレフポート
シリンダースプリング状のバタフライダンパーを採用し、小口径ながら余裕のあるストロークを実現。レアアースマグネットを使用した磁気回路と大口径ボイスコイルにより、豊かでスピード感のある低域再生を可能としました。また、コンパクトなキャビネットで効率よく低域を再生するためバスレフ方式を採用。ポート開口部をラウンド形状とすることで空気抵抗を低減し、濁りの無い低域を実現しています。さらに、パイオニアとの技術提携によるチューニングにより音質の最適化を行っています。
ハイレゾ再生に対応する高品位なアンプ回路
厳選されたオーディオ用部品を採用することで40kHzまで安定した出力と高い解像度を実現しました。ディスクリート構成の電圧増幅段には、非磁性体フレームを持つオーディオ用オペアンプを採用。出力段アンプICを新開発の高域位相差フリーのバランスドドライブ回路によって駆動させることで、ジッタを抑制し優れた位相特性とハイスピードな低域レスポンスを実現します。電源と出力段は、大電流のパワーMOSFETと音質と電力効率に定評のあるテキサス・インスツルメンツ製Class-DアンプICを採用。信号に対して忠実にスピーカーユニットを駆動させます。
スピーカーの角度調整が可能なチルトスタンド
最大45°まで、5°刻みで角度調整が可能。ニアフィールド環境において、両耳の方向に向けた最適な設置ができます。
様々なハイレゾ音源に対応する
ハイスペックなUSB-DACを搭載
DSD11.2MHz、PCM768kHz/32bit対応USB-DAC機能
ハイサンプリング再生とUSB-DAC 側のオーディオクロックを主として使用し、信号処理するアシンクロナスモードに対応。内部クロックは44.1kHz系と48kHz系の2種類の専用クロックを搭載し、サンプリング周波数に合わせて切り替えることで音質に与えるジッタの影響を抑制します。また従来のアイソクロナス伝送方式に加えて新たにBulkPet 伝送方式にも対応。一定のデータ量をコンスタントに転送し負荷を平均化することで、音質の改善と音色の選択を広げました。
旭化成エレクトロニクス社製ハイエンドプレミアムDAC「VERITA AK4490EN」搭載
DACにはハイエンドオーディオ機器への採用で定評のある新世代32bitハイエンドプレミアムD/Aコンバーター「VERITA AK4490EN」を搭載。コンパクトなサイズながら、優れた低歪化を実現します。
「Bulk Pet」※による音質の変化を楽しめる転送モード
独自USB伝送技術「Bulk Pet」に対応。一定のデータ量をコンスタントに転送し負荷を平均化することで音質と音色の選択を広げました。
※「Bulk Pet」はインターフェイス株式会社の登録商標です。
高音質ファイル再生を簡単に楽しめる 音楽再生ソフトウェア「VECLOS HR Audio Player」
DSD 11.2MHz、PCM 768kHz/32bit対応のパソコン用音楽再生ソフトウェア「VECLOS HR Audio Player」は、WindowsおよびMacintosh パソコン上で動作するハイレゾ音源対応のオリジナル高音質プレーヤーソフトウェアです。 複雑な設定をしなくてもDSDを含むハイレゾ音源再生を簡単に高音質で楽しむことが可能です。本ソフトウェアはVECLOS製品にお使いいただける専用ソフトウェアで、VECLOSホームページからインストールするだけですぐに使い始めることができます。
本ソフトウェアはVECLOS製品にお使いいただける専用ソフトウェアで、VECLOSホームページからインストールするだけですぐに使い始めることができます。
Windows:ドライバーのインストールが必要です。
Mac:「Bulk Pet」で起動する場合はドライバーのインストールが必要です。
VECLOS HR Audio Playerのダウンロードはこちら
(※メーカーページへと移ります)
ハイレゾ音源を存分に楽しめる便利な機能
専用設計のヘッドホンアンプ
専用設計のディスクリート構成で組み上げられたヘッドホンアンプを搭載。徹底してノイズを抑制し高い駆動力を発揮することで、ハイレゾ音源の再生に応える精度の高いヘッドホンリスニングを実現します。
ワイヤレス音楽再生を楽しめるBluetooth®機能
Bluetooth®機能搭載。SBC/AAC/LDAC™/Qualcomm®aptX™の4種類のコーデックに対応しています。スマートフォンや、ウォークマン、タブレット、PCなどのBluetooth®対応機器の音声をワイヤレスで再生できます。
ハイレゾ対応オーディオ伝送技術 「LDAC™」対応
LDACは、既存技術
※に比べ最大約3倍の情報量(最大伝送速度 990kbps時)を伝送することで、ハイレゾ音源をハイレゾ相当の音質で再現します。LDACに対応した機器間では、お持ちのさまざまな音源を高音質でワイヤレスリスニングできます。
※Bluetooth A2DPのSBC(328kbps、44.1kHz時)との比較
さまざまな場所に設置できるコンパクトなサイズ
約 W 77mm x D 171mm x H 99mm(0°状態) のコンパクトサイズ。
Made in Japan
SSB-380Sは日本国内の工場で組み立てられる、メイド・イン・ジャパン製品です。
仕様
スピーカー部 |
形式 |
バスレフ型 1WAY |
ドライバー |
52mmコーン型フルレンジ / アルミ |
周波数特性 |
90 〜 40,000Hz(-10dB) |
アンプ部 |
実用最大出力 |
9W + 9W(4Ω、1 kHz、JEITA*1) |
高調波歪率 |
0.12%以下(1W 出力時、1kHz) |
Bluetooth |
出力 |
Bluetooth 標準規格Power Class 2 |
最大通信距離 |
見通し距離約10 m*2 |
登録台数 |
8 台まで。9 台目のペアリングを行うと、
接続した日時が最も古い機器のペアリング情報が削除されます。 |
使用周波数帯域 |
2.4 GHz 帯(2.4000 GHz 〜 2.4835 GHz) |
通信方式 |
Bluetooth 標準規格Ver.4.2 |
対応Bluetooth
プロファイル*3 |
A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
AVRCP(Audio Video Remote Control Profile) |
対応コーデック*4 |
SBC*5 / AAC*6 / LDAC™*7 / Qualcomm®aptX™*8 |
対応コンテンツ保護 |
SCMS-T 方式 |
伝送帯域(A2DP) |
20 Hz 〜 20,000 Hz(44.1 kHz サンプリング時)
20 Hz〜40,000 Hz(LDAC 96 kHzサンプリング、990 kbps時) |
USB 端子部 |
B(USB-B)端子 |
USB ケーブルを使って本製品に対応したドライバーをインストールした
コンピューターをつなぎます。 |
対応フォーマット*11 |
PCM:44.1/48/88.2/96/176.4/192/352.8/384/705.6/768 kHz
(24/32 bit)
DSD(DSF/DSDIFF):2.8/5.6/11.2 MHz(1 bit) |
ヘッドホン部 |
25mW + 25mW(8Ω、0.06% 歪) |
35mW + 35mW(16Ω、0.05% 歪) |
30mW + 30mW(32Ω、0.04% 歪) |
その他 |
電源 |
DC 15V
AC 100 V - 240 V
(付属の電源ケーブルはAC100V 用、50Hz/60Hz 電源にて使用) |
消費電力
(AC アダプター使用時) |
33W |
待機電力
(スタンバイ時) |
1.4W |
外形寸法 |
約77 mm (幅) × 171 mm (奥行) × 99 mm (高さ)
(幅×奥行×高さ、最大突起部およびコントロール部含む) |
質量 |
右スピーカー約907g、左スピーカー約833g |
付属品 |
スピーカー接続ケーブル×1、電源ケーブル×1、
スピーカーケーブル 赤×2 黒×2、USB ケーブル×1、AC アダプター×1 |
ドライバー |
VECLOS Audio Driverのダウンロードはこちら
(※メーカーページに移ります) |
プレイヤー |
VECLOS HR Audio Playerのダウンロードはこちら
(※メーカーページに移ります) |
*1 JEITA(電子情報技術産業協会)規格による測定値です。*2 通信距離は目安です。周囲環境により通信距離が変わる場合があります。*3 Bluetooth プロファイルとは、Bluetooth 機器の特性ごとに機能を標準化したものです。*4 音声圧縮変換方式のこと。*5 Subband Codec の略。*6 Advanced Audio Coding の略。*7 LDAC は、ソニーが開発したハイレゾ音源をBluetooth 経由でも伝送可能とする音声圧縮技術です。SBC 等の既存Bluetooth 向け圧縮技術とは異なり、ハイレゾ音源を低い周波数・低いビット数へダウンコンバートすることなく処理します*9。また極めて効率的な符号化やパケット配分の最適化を施すことで、従来技術比約3 倍*10 のデータ量の送信を可能とし、これまでにない高音質のBluetooth 無線伝送を実現しています。LDACTM およびLDAC ロゴは、ソニー株式会社の商標です。*8 Qualcomm aptX is a product of Qualcomm Technologies International, Ltd. Qualcomm is a trademark of Qualcomm Incorporated, registered in the United States and other countries, used with permission.aptX is a trademark of Qualcomm Technologies International, Ltd., registered in the United States and other countries, used with permission.*9 DSD フォーマットは除く。*10 990 kbps(96/48 kHz)または909 kbps(88.2/44.1 kHz)のビットレートを選択した場合のSBC(Subband Coding)との比較。・ Bluetooth ワードマークとロゴは、Bluetooth SIG,INC の所有であり、サーモス株式会社はライセンスに基づきこのマークを使用しています。他のトレードマークおよびトレード名称については、この所有者に帰属するものとします。*11 あらゆるエンコード/ライティングソフトウエア、録音機器、記録媒体との互換性を保証するものではありません。
寸法図