オーディオPC 「canarino fils9 Rev.5」 標準仕様-OLIOSPEC

トップ > オーディオ > オーディオ用PC > 音楽再生用PC > オーディオPC 「canarino fils9 Rev.5」標準仕様

オーディオPC 「canarino fils9 Rev.5」標準仕様

PC内部のノイズによるUSBオーディオ機器への影響を抑制するノイズフィルター回路を搭載したファンレスオーディオPC

納期ご注文後7～10営業日

商品コード : canarinofils9v5

価格 : 税込円（税抜円）

数量

特徴

■canarinoとは ...

「canarino」とはイタリア語で「カナリア」という意味です。カナリアの美しい鳴き声のように音楽を奏でることをイメージしてネーミング致しました。
「canarino」シリーズはOLIOSPECの音楽専用静音パソコンシリーズのモデルネームになります。本モデル「canarino Fils」はその第3号モデルとなります。
本モデルは PC内部のノイズによるUSBオーディオ機器への影響を抑制するノイズフィルター回路を搭載。 PCトランスポートとして最良のデータを送り出しUSBオーディオ機器を使った音楽再生で、更なる高音質化を実現します。

■筐体デザイン

オールアルミ仕様重厚な10mm厚のフロントパネルが高級感を醸し出します。
機能美　ケースサイド大型ヒートシンクは、冷却とデザインの両立
拡張カードスロット3基拡張カードスロットを3基装備。USBインターフェイスに加えネットワークカードも搭載可能

■GaN(窒化ガリウム）192WファンレスACアダプターを2台標準装備

GaN (窒化ガリウム)とは、その優れた耐圧性と電力効率により「次世代のパワー半導体素材」として今大変注目されている新しい技術です。GaNの特徴は「優れた耐圧性と電力効率」。従来のシリコン半導体では給電中に発生する発熱などへ対策するため、高出力化に伴い充電器も大型化することが避けられませんでした。この問題に対してGaNはその優れた特性により発熱問題に対処が可能となり、高出力化しても安全性を確保しながら製品を小型化することを可能にしています。音質面にも大きく貢献しています。このアダプターを2台標準で装備しております。

■■オーディオPCとしてのcanarino電源環境は第２ステージへ...
今回Direttaと共同で、canarinoへの電源入力をデュアル化（2系統入力）するための専用モジュール「canarino DC due」を新たに開発、標準搭載致しました。2電源化を実現することにより、昨今益々高速化する新世代のPCプラットホームにも万全に対応します。

この意味するところを別の角度から掘り下げますと、電源入力のデュアル化はより安定した電力供給を保証することにつながりますので、動作環境のさらなる信頼性向上がここで実現するわけです。その恩恵に合わせ、音質の著しい向上すら現実として期待出来るという、オーディオ視点でも大変有益となる新しいご提案となります。

♦主な特長♦
□canarinoに対して必要な電源を安定的に供給できるよう、消費電力の変動が極めて大きいCPUへの電源を他のセクションから完全に分離させています。CPUセクションに対しては、単独の電源ユニットからDC12V電源をダイレクト供給します。
□消費電力の変動が大きく激しいCPUへの電源を分離した結果、従来CPUの消費電力変動の影響を間接的に受けていたその他のデバイスへの電力供給が高次に安定致します。特に、OSブート用SSDや音源保存用SSDへの恩恵が望めます。

♦サウンドの特長♦
・安定感ある熟成したサウンドで、音の質がワンランク上がった印象。
・音の粒立ちが良くなり一音一音に力強さが出る。
・「押し」だけでなく「引き」の表現力も合わせて向上する
・押し引きの相対から、よりダイナミックなサウンドを産み出す

「オーディオ用PCに相応しい電源とは何か？」という論題は、外部ACアダプターの電源方式云々だけに議論が留まることなど決してありません。着眼点を異にした“canarino DC due”は、一筋縄ではいかない難題に対してオリオスペックからご提案したい類型を破るソリューションです。

♦DC入力コネクターオプション♦
DC電源入力コネクターの標準仕様は192W対応の4Pin Dinｘ2ですが外径5.5－内径2.5ｍｍΦｘ2のコネクタータイプに変更可能です。
こちらの仕様はACアダプターなしオプションのみご用意しました。出来るだけ同じACアダプターを2台でご使用下さい。異なるアダプターをご使用の場合動作異常や音色に違和感が出る場合がございます。

＜注意事項＞
■本製品のDC入力は12V専用です。DC12V出力の電源のみ使用出来ます。12V出力以外の電源は絶対に接続しないでください。特に 12Vを超える電圧を加えると故障の原因になりますので十分ご注意下さい。
■2つのACアダプターのACコードは出来るだけ同じ電源コンセント（同じAC電源タップ）に接続してください。異なるコンセントに接続するとそれぞれでAC出力電圧に差があった場合など動作が不安定になる等の影響が出る場合がございます。
■基本的に2つの電源（ACアダプター）は同じものを使用されることを強く推奨致します。
異なる電源、例えばリニア電源とスイッチング電源の組み合わせや、出力の異なるACアダプター（1つが150W、もう一つが80Wなど）でも基本的に動作は致しますが、不安定になったり音質にも悪影響を与える場合がございますのでご注意ください。
もし異なる出力のACアダプターをご使用の場合はCPU直結で変動の大きいサブ側に大きい出力のものをご使用ください。

～OLIOSPECブログ記事～　是非ご一読ください！

「ようこそ！ 2022年から再びはじまるNew Canarinoへ」~

【Part1】専用アップデートパーツ Canarino DC dueのご紹介
https://www.oliospec.com/blog/?p=3332
【Part2】Canarino DC due 開発のウラ話的なものを五月雨調で
https://www.oliospec.com/blog/?p=3381

♦“canarino”を冠するオーディオ用途の高品質・大容量 12V/12.5A DCパワーサプライ遂に完成♦

canarino DC Power Supply 12Vは DC12V/最大12.5Aの高出力を担保しつつ、極小のノイズレベルを実現しており、各種オーディオ機器に対するハイグレード電源ユニットとしての高い適性を有しています。弊社製オーディオPC“canarinoシリーズ”のための“理想的な最上級電源ユニット”として使用できるよう作り込まれているものです。ACアダプター電源オプションからお選び頂けます。
これはcanarinoブランドを冠する初のオーディオ用高品質アウターパワーサプライとなるのですが、その設計、製造やPSE認証取得、キーデバイスの供給は経験豊かな日本国内のベンダーによって手掛けられており、純粋な意味でのメイド・イン・ジャパンを満たす形で製品化されているのも大きな特長です。電源の詳細は製品販売ページをご参照ください。

製品開発の想いが詰まったOLIOSPECブログ記事
canarinoブランドを冠する初のオーディオ用パワーサプライ “canarino DC power supply 12V” のリリースによせて～製品企画担当より。是非ご一読ください！

♦内部配線リワイヤーオプション♦

DC入力コネクターオプションに加えて内部配線のリワイヤー（オヤイデ電気 3398-22使用）追加オプションをご用意致しました。

単に線材の質や太さの向上に留まらず、マザーボードや拡張ボードとの干渉に配慮しながら最短距離での配線長が実現できるよう工夫を凝らしているのが、このハーネスそのものの特長です。汎用PCパーツとして「動作上必要にして十分な線材」「様々なPCケースで配線が取り廻せるような延長式長尺線材」であった従来品とは異なり、Canarinoシリーズの各ケースに対しオーディオ視点での質をもれなく満たすことができる専用仕様品で作られています。よって、Canarinoのシリーズに最適化された線材のクオリティと個々の配線長が保たれつつ、配線の取り廻しについても特段の意識をせずとも適切な姿に実装可能です。

ハーネスに加えて、Canarino用PC電源（ATX電源）の核となるPicoPSU（内蔵型DC/DCコンバータユニット）についても独自の改良を施しています。これは、電源供給ラインにおけるオリジナル品のウィークポイントを巧妙な手段で修正しつつ、オーディオ視点において良質なハーネスを無理なく接続できるように工夫した点が相当します。

これらの特長は従来品とのハードウェア仕様上の大きな相違点となっており、その結果として、従来品のハーネス・DC/DCコンバータユニットと比較した場合においてサウンド上の恩恵が大きく生じます。具体的には...

１．落ち着きを伴う力強さの実現、そして音の幹の明確化
２．地に足つく、ボトムへと一段下がる重心
３．一音一音の表現がしっかり、より丁寧になり、音像の浮かびや彫りの刻明度が増す
４．静粛さの向上による余韻表現についてのクオリティアップ
５．PC再生で生じがちな「ある種加工的とも言える“とってつけた様な雰囲気”」が払拭された、自然で懐の深い表現力。そこにひとまわり大人の雰囲気をまとう。

要は「サウンドクオリティのレベルが確実に向上する」というお話でありまして、内部配線への配慮は“オーディオPCにおいても質としてしっかり反映されること”にきっと気がついて頂けるはず。これをして、「オーディオ機器として使用するPCもまた、オーディオコンポーネントと同様の捉え方でよろしい」というある種の“勘所の顕れ”のようにも感じております。

♦MISTRAL EVA for canarinoFils9（別売オプションパーツ）♦

電磁波吸収素材を使ったオーディオ用ボード Escart社 MISTRAL EVAを弊社オーディオPC「canarinoFils9」のサイズにピッタリ合わせて制作して頂いたオリオスペックオリジナル商品です。もちろんその他オーディオ機器やNAS、ルーターなどの小型機器にもご使用頂けます。私たちの生活空間には、テレビ、ラジオ、携帯電話など様々な電波が常に飛び交っています。そして、データの保存先となるパソコンやNAS自体も電磁波の発生源です。PCオーディオの音質向上には、そのノイズ源となる電磁波対策は欠かせないものです。EVA（エヴァ）は、PCオーディオに悪影響を及ぼす電磁波に着目し開発された商品です。

この「銀色の板」による効果をひと言で表現するならば、それは“音のコントラスト”。言い換えますと、左右のスピーカーの間に創られるサウンドそのものに対して“階調をつける”ように作用します。詳細及び購入はこちらからどうぞ。

■ヒートパイプでケースヒートシンクで放熱

TDP 35WのCPUをファンレスで冷却可能なケース構造になっております。
4本のヒートしパイプでケースのサイドヒートシンクにCPUの熱を伝導して冷却を行います。

■
■側面大型ヒートシンク

ケース側面ヒートシンクは、一体成形のアルミ素材となっておりますので、全体に熱伝導して放熱する事が可能です。肉厚アルミ仕様で高級感のあるファンレス筐体でケース全体で放熱する機能とデザインが一致した機能美を醸し出しております。

■
■USBノイズフィルター回路搭載SOtM tx-USBhubIn を標準装備

PC内部のノイズによるUSBオーディオ機器への影響を抑制するノイズフィルター回路を搭載。USBオーディオ性能を実現するために設計された、オーディオ専用USBハブ「SOtM tx-USBhubIn」を標準搭載しました。 USBオーディオ機器を使った音楽再生で、更なる高音質化を実現します。外部電源入力端子も搭載し、高性能なオーディオグレード電源を利用した最高のUSBオーディオ環境を構築できます。

（写真のネットワークカードはオプションで追加増設可能）

■3基の拡張カードスロットを装備（ロープロファイル）

3基のロープロファイル拡張カードスロットを装備

標準搭載のUSBインターフェイスカードSOtM tx-USBhubInに加え、JCAT NETCard FEMTO等のロープロファイル拡張カードを3枚まで搭載可能です。

※拡張ベイは3基ありますが真ん中にスロット（コネクター）はありませんので搭載可能な拡張インターフェイスカードは実質2枚までとなります。

※本モデルは完全ファンレス構造のためファンレスビデオカード等の高発熱のカードの搭載はお控え下さい。

■フロント両サイドにUSB3.0ポート装備

フロントパネル横、両サイドにUSB3.0ポートを各1ポート装備。
データ用USB HDDやUSBメモリーなどを使用する際に大変便利です。

■お客様のご希望に合わせてインストール可能なソフトウエア

● 再生ソフト「Foobar2000」（無料）

PCオーディオの定番再生ソフト「Foobar2000」。DSD再生に必要なプラグインも予めセットアップ可能ですので、面倒な設定もなく、すぐにDSD再生をお楽しみ頂けます。
PCを起動すると自動的にFoobar2000が起動するように設定することも可能。
DSD音源はもちろん、WAVやFLACファイルをDSD2.8MHzに変換して再生することが可能です。
プラグインの追加でPCをNAS化することも可能です。

● 再生ソフト「JRiver Media Center」（有償）

Media Centerという名の通り音楽再生に特化したソフトではなくiTunesやWindows Media Playerのようなソフトですが、音質はなかなかのもの。

ASIOやWASAPIにも対応、さらにDSD音源のネイティブ再生やFoobar同様PCMからのアップサンプリング再生にも対応しております。さらに日本語表記で大変使いやすいのが大きな特長です。
30日間無料で利用することができます。正式ライセンス購入はご自身で行ってください。
（価格は2024年1月現在約1万円です。）

● 再生ソフト「HQPlayer Ver.5 Desktop日本語版」（有償）

2.8MHzおよび5.6MHzのDSDファイルを再生するだけでなく，あらゆるPCMデータの再生も自由自在なHQPlayerは，フォーマットを選ばず非圧縮データを最高の音質で再生することを目的としてSignalyst社によって開発された音楽再生専用ソフトウェアです。HQPlayerの真骨頂はディザー，アップコンバージョン，PCM-DSDフォーマット変換を自在に行う機能です。DACでは大規模になってしまうこうした処理を，現代のCPUの有り余るパワーを使って効果的に実現します。

約3万円という比較的高価なソフトウエアですが音質は素晴らしいと思います。反面操作性が比較的わかりにくいという欠点もありますので、PC初心者には少しハードルが高いソフトウエアです。正式ライセンス購入はご自身で行ってください。

（価格はメーカーダウンロード版で2024年1月現在約4万8千円です。）

■レビュー
人気ブログ「言の葉の穴」の逆木一氏が詳細なレビュー記事を掲載して下さっています。
是非ご一読下さい。

PCが本当の意味で「オーディオ機器」になる日
理想のオーディオ用PCを求めてハード編

標準仕様スペック

モデル名		オーディオ用PC 「canarino Fils9 Rev.5」
CPU		インテル Corei3 14100T プロセッサー 35W Core (4core8thread/ 2.7GHz /12MB IntelSmartCache/TDP35W)
メモリ		DDR5 4800 SDRAM 16GB (8GB x2 デュアルチャネル　最大192GB 空きスロット x2)
チップセット		Intel B760 Express Chipset
起動ディスク		250GB WD Red SN700 NVMe SSD（カスタマイズにて最大4TB M.2 NVMe SSD に変更可能）
光学ドライブ		なし
ビデオカード		CPU内蔵 Intel Xe Graphics Architecture（HDMI、DisplayPort 各1ポート）
サウンド		Realtek 7.1-Channel High Definition Audio CODEC
LAN		2.5GbE LANx1
OS		Microsoft Windows11 Home 64bitプリインストール
リアポート	USB	SOtM tx-USBhubIn USBPort ×2（USB DAC接続用） USB 3.2 Gen2 TypeCx1ports 、USB 3.2 Gen1 x4ports 、USB 3.2 Gen2 Type-A x1ports 、USB2.0 x2ports
	PS/2	1
	DisplayPort	1 x eDP 1.4, max. 解像度最大 Full HD 60Hz 1 x DSC 付き DisplayPort 1.4（圧縮）, HDCP 2.3 および最大解像度 8K 60Hz / 5K 120Hz に対応
	HDMI	1 x HDMI 2.1 TMDS Compatible, HDCP 2.3 および max. 解像度最大 4K 60Hz
	LAN	1 x 2.5GbE LAN
	Wireless	WIFI 802.11a/b/g/n/ac/ax, supporting 2.4/5 GHz Dual-Band （デフォルト無効設定） BLUETOOTH 5.3 （デフォルト無効設定）
	サウンド	7.1 チャンネル HD オーディオ（デフォルト無効設定）
拡張スロット（空き）		2 (1) (SOtM tx-USBhubIn搭載済)
ドライブベイ（空き）		3.5インチシャドウベイ x1(1) 2.5インチSSD x2
電源		192W GaN Series AC Adapter (12V, 16A, Max 192W) x2台
サイズ		348 x 289 x 100mm (W x D x H)
保証		1年間持込修理保証
納期		ご注文後7～10日前後